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『グイン・サーガ』の栗本薫が死んだというニュースを受けてすぐさま連想したのは、われらが偉大なる三浦建太郎先生が途中でぽっくり行ってしまうという最悪のケースです。
それだけは実に最悪というか、逆に言えば生きて完結さえしてくれればたいがいの結果は享受できる(とくに『ベルセルク』)のですが、もうホントに死ぬのだけは勘弁です。

と、ここまできて思うんですが、もしかするとこうした度を超した長編を描きたがる人々の願望というのは、「人生の中で傑作を完結させる」ではなく「人生自体を作品で満たしていくこと」ではないかと思うのですよ。つまり人生の中に創作を見出したのではなくて、創作の中に人生を見出した。
たとえば夢枕獏先生なんかも、自分が生きてるうちには完結できない作品があるとかそんな無責任な台詞をのうのうとぶちかましたらしいですね(要出典)。
同様に荒木イロイコ先生も「オレは何を描いてもジョジョ」宣言まで出しちゃうし、彼はもうジョースター一家と心中する気満々なんです。
映画の世界で言うと「バカ宇宙バカ」ジョージ・ルーカスとか。

その作品に要する労力と時間は、もしかしたら人一人が一生かけて費やしても追いつかないくらいのレベルなのかもしれない。しかも彼はその作品をたった一人で仕上げたくて、自分以外の何者にも筆を共に執ることを許さない。
と、ここまでくるとやっぱ死ぬしかないんかなと思うんです。殉教者になるしかないのかなって。
でもねー、三浦先生、どうか生きてるうちにあなたの頭の中の最後の一粒まで何とか出し切って欲しい。
せめて聖典を完結させた殉教者であって欲しいのですよ。うん。
たまには「休載に乗じて xbox 購入」したっていいからさ(笑)。
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