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日曜洋画でナルニアみてたんですが素晴らしくしょぼいっすな~ ファンタジー流行に便乗して失敗した代表作ぽい。子供向きだからとかそういうレベルじゃなくてテンポが退屈なんだろうな。それにしてもどうして架空の生き物ばかりかあるいは普通の動物であっても喋るような設定なんでしょうね。現実の普通の生き物こそファンタジーであり謎の存在だと思う。
それにやっぱこの手の映画は戦争で人をぶっ殺しまくらなきゃ。ワイアルド様の「エンジョイアンドエキサイティング」ってあれ大名言ですよね。アニメでハブられてたけど。
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ラスト休日を締めくくるべく観にいったんですが、開始 20 分で「どうしてこんなタルい映画を休みの最後に見に来てしまったのか、それもレイトショーを…」と後悔しつつ、開始 30 分で「いきなり面白くなったけどもっと体調を整えてくるべきだった」と後悔しつつ、最終的には「予備情報完全ゼロの状態で観にいったミギレキは勝ち組」と言える様な至福感を感じつつスクリーンを後にしました。

「体調の優れない人はご遠慮ください」の注意書きは伊達ではなかったな。車酔いとか 3D ゲーム酔いする人は軽く死ねる映画でしょうね。自分はそういう属性がない人間だったので助かったけど。あと、これ最前列で見たら三半規管がイかれるかもしれません。後ろで見ましょう後ろで。

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この映画は、エイリアンもプレデターも仲良く競演するレベルに堕したハリウッドモンスター界にあってまさに傑出した「モンスター映画」であり、ニッポンのゴジラ、ガメラと比肩しても劣ることのない「怪獣映画」だ…とかそれくらいは言ってあげていいんじゃないでしょうか。それくらい面白かったもの。

やはりゴジラ映画を一人称シューティングゲーで見せ続けるこの手法が見事でした。登場人物が撮ったハンディカムビデオを私たちも見ているという設定なんですが、「ゴジラが現れた東京都民はこんな感じに逃げ惑ってるんだろうなあ」とかそんなことを逞しく想像しちゃうんですよ。不快感を伴った手ブレ気味のアングルもいい効き目出してました。

その証拠に映画全体としてモンスターの出るシーンはごくごくわずかです。なぜなら逃げ惑う市民がモンスターをまじまじ撮影する暇なんてないわけだから。
だが、それがいい。地下鉄で、アパートで、公園で、観客は登場人物と一緒に逃げ惑う不安や恐怖を共有することで、モンスターの怖さをむしろ逆説的に感じ取っていくわけです。初期エイリアンにも似た要素ですね。見えないからこそそれは恐ろしく、実物以上に強大に感じられる。

ミギレキが最もインパクトを感じたのは軍隊が出てきてロケットランチャーやら戦車砲撃ったりする冒頭部。普通は軍隊が出てくるシーンって言うのはある種のワクワク感があるものです。観客としてはこれから始まるバトルに期待できるわけですから。しかし今回感じたのは名状しがたい不安感でした。近所で事故があってパトカーや警官がたくさん集まってくるのザワザワした気持ち。実際の「有事」っていうのはこういう状態を言うのかもしれません。

この辺がじつに本作は秀逸なんですよね。一見素人の撮ったドキュメンタリーに見えつつも、娯楽作品としてのメタ視点を存分に盛り込んで「映画」として完成させている。酔いさえしなければまず退屈はしないでしょう。

それでここが一番ほめてあげたいところなんですが、モンスターの正体をまったく解説しないところが素晴らしかった。
冷や冷やしてたんですよね。「まさか最後に全ての因果関係を解説したりしねーだろーなー」みたいな。この映画に「なぜモンスターが現れたか」なんていう視点は不要です。ただただ正体不明の暴君に虐げられる主人公たちに感情移入すべき映画なんですから。頭を働かせちゃダメです。
その点、最後の最後まで「わかんないことはわかんない」で終わっちゃうのが見事。
できれば続編で種明かしなんてしないで「なかったことにしてください」って感じでこのまま終わってほしいなあ。『 CUBE 』シリーズとかそれでだめになっちゃったじゃん。ここは観客を突き飛ばすべき。

あと全員が死ぬって言うエンドも素晴らしかったけどね。

そしてこれを一番面白く見れる人々って多分マンハッタンに住んでる人たちでしょう。うらやましい。自由の女神の生首が吹っ飛んでくるシーンとか現地人はもっと生々しいインパクトを得られたでしょうね。極端な話皇居にテポドンくらいの威力はあると思いますよ。

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というわけで実に面白い映画でした。まあ強いて言えば「最初の 20 分で眠りそうになった」「恐怖の対象はできるだけでかいモンスター一頭に絞るべきで、小さいモンスターはいらない。そういうのはエイリアンとかにやらせとけ」「 HAKAISYA っていうサブタイは言うのが恥ずかしいからやめろ」くらいなものです。
見るだけ何の教養にもならない素晴らしい娯楽でしたね。
アンフェア映画版見てます。テレビであってるやつ。ドラマ見たことないけど。
以下実況。

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→邦画のサスペンスとかアクションには、立てこもったテロリストは映画序盤で突入してきた警察の部隊に「ウェルカ~ム」っていう法則でもあるのか。
→というか犯人は椎名詰平かよ。成宮の演じる男の使えなさ異常ですね。
→というか SAT が実は敵って言うのは予想してたりする。
→序盤に主人公がまったく必要ないのがアレだけど深く言及するつもりはない。
→主人公が簡単にマガジンを床に落としたせいで敵に居場所がばれる。ていうかもっと離れて敵を監視しろよ…
→加藤雅也は生きてる。よかったー。
→裏切り者探し始まりました。『ジョジョ』だったら「全員倒す」を実行するのかも。
→いろいろ文句は言ってるけどこの時点では結構面白い。思い出すのが『踊る大走査線』。あれは映画観てからドラマにハマったクチ。今思えばどうしてあんなドラマにハマったんだろうなあ。とかなんとか考えてるうちに長官が殺されました。
→しかしホントに主人公要らない映画だなあ。
→思うに銃撃戦の省略とか爆破シーンのショボさとかは邦画の哀しさなんだろうけど、ビジュアル的な派手さを省くことでうまくサスペンス部分に眼がいくようになってるのはいいと思う。
→しかし典型的な毒女キャラで飲み込みやすいです。だらしなさそうだけど実力はあって殺伐としてるけど子供には思い入れのあるところとか。
→えらそうな言い方ですけどおよそ結末予想できました。「一番悪いのは警察組織だ!」みたいな。テロリストはかわいそうな死に方をすると予想。
→しかし同室の成宮が娘に危害を加えると言うリスクは無視?成宮は感染させるべくして感染させたのか否か。 BGM うぜえ。
→手刀一発で敵をのす篠原。ここにイチャモンつけたがる私はホーリーランドの読みすぎだと思う。
→えっらい早くウイルス爆弾見つかったなあ。文句ばっか言ってる私も私だけど。ってこれあと 30 分で終わるのか…
→江口と篠原のいる部屋に椎名登場。なんつうか二人とも結構うかつっていうかよく殺されなかったな~
→とかなんとかいってるうちに女が江口に撃たれて死亡。急展開ですね。
→椎名も撃たれて死亡。真犯人は江口でした。予想できなくてすみません。雅也 GJ 。 CM 入ります。
→なんかダターっとした展開になってきたなあ。複雑さを凝らして同士犯人説を持ち出して二転三転するのはいいんですがなんとなくカタルシスがないんですよね。作る映画は簡単な順にアクション→ドラマ→サスペンス→恋愛っていうのを聞いたことがある。サスペンスって難しいね。あ、 CM 終わった。どう締めるのやら。
→あらら、江口がボロボロ喋りだしましたよ。この辺はドラマも見ないとわからんかも。
→しかしすごい警察ですね。車を爆破ですか。
→ってこういう END かよっ。よくいう「終わらない終わり」ですね。ドラマからのファンはどう思ったんだろう。あ、少林少女ですね。観にいくのやめよう。
→そういえば成宮はどうなったんだろ。

******

→総評
面白かったです。
「カタルシスがない」って書きましたけど、むしろそういう「カタルシスのなさ」がざわりとした後味を残しているんだと思います。
つまり半端に切られた感じがむしろ見る側の心に余韻を残存させるというか。キャラをすべて使い切り、話に収束をつけて不快な傷跡を残す。秀作だと思う。ていうかどうせまた続編とか作るんだろうなあ。続編が出てテレビでやっててブログで実況するつもりがあったら実況します。
というか、むしろ読むべきは原作なんですよね。

その反面主人公がそこまで何もしてないところがアレです(言及しちゃった)。なんかバキとか餓狼伝みたいですね。主人公よりその周りのほうが面白い。キャラ漫画好きとしてはこの点ミスマッチしました。好みの問題なんだけどね。むしろこの作品の主人公は警察と言う機構かも知れません。あと成宮の無駄使いだし。この辺はテレビ用にカットされたんかな。
あと、個人的に篠原の声が好きです。
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