『ベクター・ケースファイル』 4 巻です。
表紙と内容の乖離はいまさら突っ込むべきではないのでスルーで。
本作もいよいよ長期化への道をたどる事を決定したようです。
というのもとうとう「悪の組織」が登場したんですね。
具体的には作中の環境保全団体「グリーンプラネット」。
明らかに実在のあの組織がネタですね。
長期化にバトルは不可欠でありバトルに悪の組織は不可欠であり同様に「味方になってくれるかつての敵」も不可欠なわけで、そのために着々と布石を敷いている模様。
テーマ的には日本的自然観と欧米的自然観の対立でしょう。
こういうバトル漫画って言うのも青年誌だからこそだよなあ。
少年誌だったら「カブトムシで戦わせろ」になるから。
そういう意味でも『サイカチ』が終了して RED に移植したのは間違いのない進路だったと思う。
単純に幼女とヤンデレをそろえておきたいだけというのもあるかもしれませんが。
なんにしても個人的にはついつい読んでしまう漫画なんだよな。
5 巻も買うぜ！
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『 SBR 』。
とうとう大統領のスタンドが明らかになりました。
アナスイがいつの間にか性転換していたりするジョジョですから、大統領のイケメン化及びマッチョ化もとくには驚きません。
それにしても過去の 1 部～ 6 部 とは決定的に違う話になりつつありますね。
ラスボスを殺すことと、レースで優勝することと、遺体を集めることという三つの動機。
レース主観とルーシー主観というふたつの視点。
これらが重なり合って、『 SBR 』はかつてない複雑な人物相関図が形成しつつあります。
3 部の単純なすごろく形式と比べるととてつもない変貌であるよな。
本当に完結するのかなあこれ。
ベルセルク化しないよね？設定的にもレースってのがあるからそれはないと思うけど。
荒木先生なら必ず締めてくれる！
と信じつつこれからもついていくぜ。
でも、これって敬虔なクリスチャンの皆さんはどうなんですかね？
なぜかイエスキリストの遺体がアメリカ全土にばら撒かれてて、しかも首の部分は 14 の小娘に受胎したって言うネタ。
イスラム問題の時も明らかに『 SBR 』の方がヤバイだろって思いながら静観してたんですが。
とりあえずマジェント・マジェントがカーズ式再起不能を辿ってしまったのは笑いました。
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『範馬刃牙』。
タイトルはもう『愚地克己』でいいでしょ、克己で。
でもここで克己って言うのもどうなんだろうなあ。
極真の人に脅されたのか？
板垣先生はこれから克己がどう強くなるのか自分でもわからずテンションに任せて書いているか、第二の瞬殺劇を描くために克己を持ち上げてるのか。
自分としてはここ最近の克己強化を見るたびに烈海王戦の直前のサーカス回想を回想しちゃってます。
それにしても刃牙ワールドでは妄想は強いよなあということです。
刃牙がリアルシャドーするシーンは始めてみたとき震えましたよ。
『グラップラー刃牙』は板垣先生の格闘妄想そのものなんですが、まさか先生は妄想自体を妄想していたなんて！
でもさあ、「自分の手が細かい骨が重なって出来ている！」っていう妄想だって、それだったら鞭打の方がすごいんじゃね？
ていうか大体、『殺し屋 1 』的に言えば何の欲望も持たないブタである克己がこれからどんな妄想技を磨こうが…ねえ？
少なくとも読者的には克己は試し割されてこそ価値のあるキャラなので、今のうちに出来るだけ硬い瓦になっておいてもらおう、と思っておきます。
もうせっかくなら範馬勇次郎になるイメージをすればいいんですが。
そういえば『バキ』ラストの勇次郎リアルシャドーはどうなったんだろ。
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