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「ああなんてマゾなんだ」
「駿河城御前試合」を読み進めるミギレキさんは思わずそう漏らすのだった。

******

結論から言うと男はマゾいということです。
男は何かになにか巨大で崇高なものに縛られ、その殉教者になりたがるという意味で。
この「巨大で崇高なもの」は愛国心とか自分の夢とか家族愛とかなんでもいいんですが、
男は女よりも目に見えない概念にやたらこだわって生きてるような気がします。
飛瀑に打たれるように、使命感にうち悶えながら舞台で死ぬ!
男にはそういう欲求があるんじゃないかと。
で、「駿河城御前試合」は「武士道」「主君」にマゾい男どもが次々に舞台死にするんですね。
いや、なんてったって日本の侍っていえば世界的に例を見ないほどのマゾい職業ですよ?
何が悲しくて自分で腹かっさばいてその上で首斬られなあかんねん。
南條先生は南条先生で彼らを助けてやろうとかそういう意図がほとんどないようで、
オペ中の外科医のように冷静に男たちを破滅の淵に疾走させるわけです。
こわ。
葉隠覚悟というマゾ超人を生み出した山口先生がこの作品にリビドーを猛らせたというのも納得です。
「封建社会の完成形は少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ」
のナレが胸に刺さりますね。

その中でもやはり『無明逆流れ』をここまで『シグルイ』にした山口先生の妄想力恐るべしです。
私が驚いたのは検校一味が完全に創作であったこと。
名前くらい出てくると思ってたらまったく出てきませんでした。
つまりあの無毛剣士とかホクロスナイパーとか全部創作。
その他創作要素は数知れずなんですが、
あれだけ新要素をぶっこんどいて原作の守るべきところは守っている『シグルイ』は
やっぱすごい漫画だと思います。
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