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「陰日向に咲く」の公式サイト。
実は原作を読んでるクチです。

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結論から言えば登場人物たちの人生とか、哀愁とか
その辺にはまったく感動しなかったんですよ。
私が薄情なのか作品の性質なのかわかりませんが、
少なくとも柴崎コウみたいに号泣しながら読むとかそういうのは皆無です。
私が感じたのは劇団ひとりの「俺は世界を作れる」という確固たる自負心なんです。
コントよろしく多数の主観を配置して、
パントマイムを見る者が彼の手から見えない壁を想像するように、
多数の主人公の語りから読者は劇団ひとりの世界を想像するんです。
この作品は劇団ひとりの複合体というか「劇団コンプレックス」とでもいうべきでしょうか。
だから読んだ瞬間、感動すべきは登場人物たちの人生とかそういうのではなく
劇団ひとりの世界創造力であり、その筆力だと踏みました。
ボキャブラリーの多さ(単なる単語力ではなく、キャラクター作りのひきだし)
においてそこらの芸人本とは一線も二線も画す力作だと思います。
ハッタリでなく本気で知性的な芸人さんなんじゃないでしょうか。

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というわけで映画化してもそこまで面白くなりそうな気がしないですよ。
映画はキャラクターの悲喜劇に着目するんだと思いますが、
同じレイヤーに多数の劇団ひとりが憑依したキャラがいるっていう状態を示す、
俯瞰的な視点が必要だとおもうから。
じゃないと原作のパワーには簡単には勝てないというか、
この作品はただの人情劇じゃなくてもっと綿密で周到な「世界」なんじゃないかと。
個人的には映画にするよりも劇団ひとりが2時間くらいで
この原作をコント化してほしいなあと思うんですが。
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けっこう前に書いたらきすたのパロAV。
きめぇ。
見れば見ほど原作レイプなんです。
だって始終原作アニメ通りなのにここまで原作を破壊してるんですよ。

これつくってるTMAさんは京都アニメをとにかく陵辱したいようですね。

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「こなたのしゃべり方はアレすぎる」
「つかさの顔は四角すぎる」
「みゆきのメガネはでかすぎる」
「あきらがおばさん」

アニメってすばらしいねー。

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就中(なかんづく)すさまじいのはかがみ役の女優のテポドン振りです。
視覚のテロ。ブラクラ。公害。グロ。肩幅。
かがみが出た瞬間「これがTMAか…」
という諦観を新たにせざるを得ないと言いますか。
この女優さんしょっちゅう「痛い」っていってますけど、
断言すれば一番痛いのは貴様だ!
NG設定でかがみ消してえ…
(でもこれ以上はないだろうと思ってたら
黒井先生はそれをも凌駕するテロだったことを思い出し、
これと並べればどんなものでも美しく見えるだろうなと遠い目で考えたり
まさかこのおばさんのエロ特典とかないよなと恐怖したり、した…)

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慣れれば結構見れます。
とくにこなたの中の人はよくがんばってるなあと思います。
結構かわいいしセリフ読みも良好ですよね。
でもそれ以前に、そもそも女優より男優のほうが面白いのはどうなのかとか
本編エロなしでエロは特典映像って何考えてるんだとか
そもそもAVで「面白い」ってなんだよ
とかそういう疑問が湧くだけ湧いて自分でいやになってくるんですよね。
この手の本末転倒した勘違い実写は
ネタ的には増えれば増えるほど面白いんで見てる分にはいいんですけど。

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というわけで平野綾がクレヨンしんちゃんの主演を殺して
仕事を奪うみたいなフィクションを誰か作りませんかね。
「ああなんてマゾなんだ」
「駿河城御前試合」を読み進めるミギレキさんは思わずそう漏らすのだった。

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結論から言うと男はマゾいということです。
男は何かになにか巨大で崇高なものに縛られ、その殉教者になりたがるという意味で。
この「巨大で崇高なもの」は愛国心とか自分の夢とか家族愛とかなんでもいいんですが、
男は女よりも目に見えない概念にやたらこだわって生きてるような気がします。
飛瀑に打たれるように、使命感にうち悶えながら舞台で死ぬ!
男にはそういう欲求があるんじゃないかと。
で、「駿河城御前試合」は「武士道」「主君」にマゾい男どもが次々に舞台死にするんですね。
いや、なんてったって日本の侍っていえば世界的に例を見ないほどのマゾい職業ですよ?
何が悲しくて自分で腹かっさばいてその上で首斬られなあかんねん。
南條先生は南条先生で彼らを助けてやろうとかそういう意図がほとんどないようで、
オペ中の外科医のように冷静に男たちを破滅の淵に疾走させるわけです。
こわ。
葉隠覚悟というマゾ超人を生み出した山口先生がこの作品にリビドーを猛らせたというのも納得です。
「封建社会の完成形は少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ」
のナレが胸に刺さりますね。

その中でもやはり『無明逆流れ』をここまで『シグルイ』にした山口先生の妄想力恐るべしです。
私が驚いたのは検校一味が完全に創作であったこと。
名前くらい出てくると思ってたらまったく出てきませんでした。
つまりあの無毛剣士とかホクロスナイパーとか全部創作。
その他創作要素は数知れずなんですが、
あれだけ新要素をぶっこんどいて原作の守るべきところは守っている『シグルイ』は
やっぱすごい漫画だと思います。
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